ペラペラお空の王国民

子供の頃ライトといえばマグライトでした。アメリカの警官がマグライトとトンファー、それかマグライトンファーを持ってる姿が記憶に残っています。別段憧れはありませんでしたが、一般人の触れるライトってこんなもんですよね。それから幾年経ち、気付けばライトはsurefireになってました。inforce？知りませんねぇ。

そんなsurefireのど定番モデルの6Pですが、普通に考えて高いと思います。実用性はあり、有事の備えという名目で予算が下りれば良いですが、実用性があっても使う機会が無ければ無用の長物、と思いケチってしまう人もいると思います。私です。
経験上2000円前後の市販のライトはゴミを増やすだけです。特にテールスイッチの物は早死にします。トータルで6Pが買える本数を買いました。文字通りの全国行脚のお仕事中だったので、家電量販店のライトを買っていましたが、光量もなく脆いと散々でした。ONOFFを頻繁に繰り返す使い方だったので、ハードといえばそうだったかもしれません。

個人的な結論ですが、細部に拘らなければレプリカで十分です。実物の方が完全に上位互換なので有事のライトならレプリカで良いかなと思います。同じ価格帯の家電量販店のライトは知りませんが、できるならブランドっぽい方が良いですしね？（コレクター脳）



まず外観から比べてみましょう。


SUREFIRE 6P ORIGINAL


メーカー不明 レプリカ6P


外観の大きな差異は実物が艶ありに対してレプリカは艶消しです。他のモデルは知りませんが、なんか全部艶消しなイメージでした。
刻印はバージョンによって違うのでなんとも言えませんが、レプリカの刻印で満足出来ないのは贅沢の言い過ぎだと思います。
実物は航空宇宙用アルミニウム（とても凄そう）から削り出されていて更に硬質アルマイト処理により皮膜は高い対磨耗性と耐腐食性を持っています。更にOリングによって防滴性もあるので全天候でハードな使用を可能としています（wiki知識）。レプリカはもちろんそんな高性能である訳がありません。ですが一度外で小雨の中使いましたが問題無く使えました。一応Oリングもあるので大丈夫かと思いましたが、なんの信頼も無く危険ですね。非推奨です。



クソみたいな写真ですが、テールスイッチに.comなのが実物です。レプリカもsurefireの文字があり良心的だなと思いました。
ちなみにスイッチの性能はレプリカが普通のスイッチに対して、実物は押してる間だけ点灯する間欠スイッチ？です。更に捻りこむ事で常時点灯も行えます。仕事で使う時に超便利そうです。しかし、間欠単体の意味からどうして間欠スイッチと呼ぶのか不思議です。



辛酸を舐めさせられる原因となったのがコレです。レプリカの方が若干太いのが分かります。本当に一寸しか変わりません。一寸どころか一厘さえありません。ですがこの僅かな差でフィルターが付けられ無くなります。あまりに僅かな差で驚いてますが、この差が大きいのです。



流石にネジピッチとかは分かりません。ネジ山が潰れると嫌なので互換性は試してません。
よく見るとOリングが実物の方が肉厚で信頼性がありますね。



この写真は左が実物です。
こう見ると差が浮き彫りになって、これならフィルターも入らないな、と思うかもしれませんが、差はヘッドと同じくらいです。黒が収縮色なので目の錯覚です。
それとボディ内部も違いが分かると思います。レプリカ付属の謎LEDは実物のボディに収まり切らず、一厘分くらい締めることができません。ちなみに一厘は3mmくらいだそうです。



こうしてみると結構差がありますね。痒い所に手が届かないのがレプリカという印象です。そんなデメリットは痛くも痒くも無いならレプリカで十分ですね。非常用という名目なら、10年保存がきくというCR123が役に立つでしょうし。ただしランタイムが短いのと入手がしにくいのが難点なのでご注意を。


記事とは関係無いですが、フィルター、クリップを付けた6Pが最強だと妄想してましたが、フィルターが邪魔でポケットに入れにくい事この上無いです。やはりLEDにフィルター止めてキセノンにしようかなぁ。悩ましいですが、悩んでるこの時が一番楽しいです。
そういえば、買って一週間経たずにキセノンランプが切れました。扱い方が悪かったんでしょうが、とてもデリケートですね。